ちょっと一服!マーケティングお悩み相談室
Q&A
事業計画の作成において、市場規模などについて議論することに意味はありますか?
現在、社内で事業計画の作成に着手しています。市場規模を調査して、5年後にどのくらいシェアを取れるかの予測をしなくてはいけないのですが、その根拠がないような気がして、そもそもこれについて議論する意味があるのか不安になってきました。
確度の高い事業計画とは、どのような作り方また考え方になるのでしょうか。
全くないというわけではありませんが、社内資料として上司や役員を説得するために、市場規模の議論に時間を割きすぎてしまうケースは多くあります。
マーケットから逆算して考える方法を「演繹的推論」と言い、他方で、テストマーケティングの結果から、これを拡大するとどうなるか考える方法を「帰納的推論」と呼びます。実際の事業計画作成においては、どちらのアプローチも考慮する必要があり、そもそも市場規模の議論のみで、実際にテストしてみてどうだったか?が議論されないのは、極めて危険です。
広告予算50万円なのか100万円なのか、最小単位の規模で検証したさいの収益性はどうであるかなど、Unit Economicsを検証したうえで、本格的な事業計画の作成に着手しましょう。
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