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2026.10.25Q&A ─ 代表が答える

Q.採用ページにも、AI検索対策は必要ですか。

佐藤 大貴回答:佐藤 大貴(代表取締役)
採用ページにも、AI検索対策は必要?
A.代表 佐藤 大貴の回答

ご質問ありがとうございます。AI検索対策というと、商品やサービスの話だと思われがちですが、採用でも同じことが起きています。

結論から言うと、採用ページにも、AI検索対策は必要だと考えています。候補者は、AIに会社のことを聞くようになっています。そして、AIは、採用サイトに書いていないことを、転職メディアや口コミをもとに説明してしまいます。

候補者は、AIに会社のことを聞いている

Iteraが2026年9月に公表した調査では、1年以内に転職活動をした880人のうち、26.02%が生成AIに会社のことを聞いていました。会社を調べた方法でいちばん多いのは企業の公式サイト(34.32%)で、生成AIはその次でした(AIsmiley(Iteraの調査))。

図1:候補者は、公式サイトの次にAIで会社のことを調べている

新卒でも同じです。ナイルが2026年3月に学生419人に聞いた調査では、7割以上が、就職活動の情報収集に生成AIを使ったことがありました(Web担当者Forum(ナイルの調査))。

候補者が最初に読む自社の説明が、採用サイトより先に、AIがまとめた答えになりつつあります。

条件で探されると、候補に入らないことがある

弊社が2026年10月に、あるコンサルティング会社の採用について、AIにどう説明されているかを調べた例をご紹介します(社名は伏せています)。

社名を出して評判を聞くと、AIは、残業が少ないことや、若手でも裁量があることを、強みとして説明していました。ところが、「ワークライフバランスのよい会社は?」のように、社名を出さないで条件で探す質問では、その会社はほとんど挙がりませんでした。

図2:条件で探す質問で、その会社が挙がったのは8問中2〜3問

条件で探す8問のうち、その会社が挙がったのは、GoogleのAIモードで2問、Geminiで3問だけでした。強みとしている条件で探されても、候補に入っていなかったのです。

AIの答えの根拠は、ほとんどが外部のサイト

もうひとつわかったのは、AIが答えの根拠にしていたサイトです。条件で探す質問では、出典の半分が転職・採用メディアで、公式サイトは7%でした。

図3:条件で探す質問で、AIが示した出典の内訳

さらに、AIが事実と違う説明をしていた項目は、採用サイトに数字が文字で書かれていない項目とほぼ重なっていました。研修の仕組みや年収のように、公式の答えがない項目では、口コミなどの情報がそのまま説明のもとになっていたのです。

採用ページで、まずやっておきたいこと

採用ページでやっておきたいのは、次の4つです。

  1. 社名で、AIに聞いてみる。「〇〇社に転職するメリットとデメリットは?」「〇〇社の年収は?」などを、ChatGPT・Gemini・GoogleのAIモードに聞き、事実と違う説明がないかを確かめます
  2. 採用サイトに、数字を文字で書く。残業時間・年収のレンジ・研修の期間と中身・育休の取得率などを、画像の中だけで終わらせないで、本文にも年度を添えて書きます
  3. 人事の担当者が答えるFAQをつくる。AIの答えや口コミに出てきた懸念に、担当者の名前と更新日を入れて答えます
  4. 自社で書ける外部のページをそろえる。採用媒体の企業ページなど、自社で中身を書けるところは、採用サイトと同じ数字・同じ言葉にそろえます

くわしい進め方は、採用ブランディングとAI検索の記事にまとめています。

採用サイトを作り込んでいても、AIの答えの中で正しく伝わっていなければ、候補者には届きません。採用ページも、AIの答えまで確かめる時代になったと考えています。

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