
ご質問ありがとうございます。AI検索対策というと、商品やサービスの話だと思われがちですが、採用でも同じことが起きています。
結論から言うと、採用ページにも、AI検索対策は必要だと考えています。候補者は、AIに会社のことを聞くようになっています。そして、AIは、採用サイトに書いていないことを、転職メディアや口コミをもとに説明してしまいます。
Iteraが2026年9月に公表した調査では、1年以内に転職活動をした880人のうち、26.02%が生成AIに会社のことを聞いていました。会社を調べた方法でいちばん多いのは企業の公式サイト(34.32%)で、生成AIはその次でした(AIsmiley(Iteraの調査))。

新卒でも同じです。ナイルが2026年3月に学生419人に聞いた調査では、7割以上が、就職活動の情報収集に生成AIを使ったことがありました(Web担当者Forum(ナイルの調査))。
候補者が最初に読む自社の説明が、採用サイトより先に、AIがまとめた答えになりつつあります。
弊社が2026年10月に、あるコンサルティング会社の採用について、AIにどう説明されているかを調べた例をご紹介します(社名は伏せています)。
社名を出して評判を聞くと、AIは、残業が少ないことや、若手でも裁量があることを、強みとして説明していました。ところが、「ワークライフバランスのよい会社は?」のように、社名を出さないで条件で探す質問では、その会社はほとんど挙がりませんでした。

条件で探す8問のうち、その会社が挙がったのは、GoogleのAIモードで2問、Geminiで3問だけでした。強みとしている条件で探されても、候補に入っていなかったのです。
もうひとつわかったのは、AIが答えの根拠にしていたサイトです。条件で探す質問では、出典の半分が転職・採用メディアで、公式サイトは7%でした。

さらに、AIが事実と違う説明をしていた項目は、採用サイトに数字が文字で書かれていない項目とほぼ重なっていました。研修の仕組みや年収のように、公式の答えがない項目では、口コミなどの情報がそのまま説明のもとになっていたのです。
採用ページでやっておきたいのは、次の4つです。
くわしい進め方は、採用ブランディングとAI検索の記事にまとめています。
採用サイトを作り込んでいても、AIの答えの中で正しく伝わっていなければ、候補者には届きません。採用ページも、AIの答えまで確かめる時代になったと考えています。