- AIでホームページを作る方法は、ビルダー型・デザインツール型・AIがコードを書く型・汎用のチャットAIの4つ。会社のサイトは独自ドメインが前提なので、有料プランで考える
- AIに作らせる部分は数分で終わる。時間をかけたいのは、載せる中身を先に決めることと、公開前に事実・フォーム・スマホ表示を確かめること
- 差がつくのは公開したあとの更新と、AI検索で候補に挙がるか。どちらもツールでは決まらず、更新のしかたと自社の一次情報で決まる
こんにちは、アースダイバー代表の佐藤です。弊社のコーポレートサイトは、2026年10月に、AIと対話して作り直しました。デザイン18画面と全ページの文言で、AIと対話した時間は合計で5時間ほどです(コーポレートサイトをAIと作り直した記事)。
「AIでホームページは作れるのか」と聞かれたら、作れます、と答えます。ただ、やってみると、時間がかかるのは作る作業より、何を載せるかを決めるところと、公開したあとの更新でした。ツールの比較の記事では、このあたりはあまり書かれていません。
この記事では、AIでホームページを作る方法を4つのタイプに分けて、主なツールでできることと料金、作る手順、会社のサイトで確かめたいことをまとめます。ツールの情報は、2026年11月1日に各社の公式サイトで確かめたものです。
目次
AIでホームページは作れるのか
作れます。いまのAIは、ページの構成・文章・画像・配色まで、まとめて作れるようになりました。質問にいくつか答えるだけで、数分でサイトの土台を作るツールもあります(Jimdo)。

AIでホームページを作る方法は、大きく4つのタイプに分かれます。
| タイプ | 主なツール | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| ① 質問に答えると作るビルダー型 | Wix・Jimdo・Squarespace・WordPress.com・Hostinger | 専門知識なしで、公開まで進めたい人 | 決まった形の中で作るので、細かい作り込みには限りがある |
| ② デザインツール型 | STUDIO・Framer・ペライチ | 見た目を自分で作り込みたい人 | AIは文章・画像などの部分を補う役。AIの機能が追加料金のこともある |
| ③ AIがコードを書く型 | Lovable・Bolt.new・v0・Claude Code | 自由に作り込みたい人、仕組みごと持ちたい人 | できあがるのはプログラムのコード。公開の仕組みも自分で選ぶ |
| ④ 汎用のチャットAI | ChatGPT・Claude・Gemini | まずは下書きや試作を見てみたい人 | 独自ドメインでの公開やフォームの機能は、公式には案内されていない |
会社のホームページを作るなら、どのタイプが合うかは、作ったあとの更新を誰がするかで変わります。この記事の後半で詳しく書きます。
4つのタイプでできること
① 質問に答えると作るビルダー型
業種や目的などの質問に答えると、AIがサイトの土台を作るタイプです。サーバー・独自ドメイン・SSL(通信の暗号化)がひとまとめになっているので、専門知識がなくても公開まで進めます。
- Wix:2026年に出した「Wix Harmony」では、指示文からサイト全体・ページ・セクションを作り、AIエージェント「Aria」とチャットしながら直せます。生成した内容も、Ariaとの対話も日本語に対応しています(Wix)。
- Jimdo:AIビルダーは、質問に答えると数分でサイトの土台を作り、公開後に改善の提案もします(Jimdo)。
- Squarespace:Blueprint AIが、説明文からページ・文章・画像・配色・フォントを作ります。無料プランはなく、公開には有料プランが要ります(Squarespace)。
- WordPress.com:WordPress Agentが、説明文からサイトを作り、チャットで直します。Agentは有料プランで使えます(WordPress.com)。
- Hostinger:指示文ひとつでサイトを作るモードと、チャットでサイトやWebアプリを作るモードがあります(Hostinger)。
なお、お名前.comの「AIホームページパック」(質問に答えるとWordPressでサイトを作るサービス)は、2026年11月1日時点で、臨時のメンテナンスのため新規の申し込みを止めています(お名前.com)。
② デザインツール型
画面の上で見た目を作り込みながら、AIに部分を手伝わせるタイプです。
- STUDIO:日本のサービスで、日本語で指示できます。2025年11月の「Editor 5.0」で、画像の編集、文章の生成、スマホ向けの表示の自動設定などのAIの機能が入りました(STUDIO)。2026年9月に正式版になった「Studio.Assistant」(有料の追加機能)は、目的などを入力すると、構成やデザインの下書きを作ります(STUDIO)。
- Framer:ゼロから、またはスクリーンショットからページを作り、文章・SEOの設定・翻訳も手伝います。AIの機能はクレジット制です(Framer)。
- ペライチ:AIアシストが、キャッチコピーや本文の文章を作ります(ペライチ)。
③ AIがコードを書く型
チャットで頼むと、AIがサイトのプログラムのコードごと書くタイプです。Lovable・Bolt.new・v0は、作ったものをそのまま公開する機能も持っています(Lovable、Bolt.new、v0)。Claude Codeは、パソコンの上でファイルを読み書きし、コマンドも実行するAIで、サイトの公開の仕組みは自分で選びます(Claude Code)。
決まった形がないので、デザインも機能も自由に作れます。できあがったコードは手元に残るので、あとでほかの公開先に移すこともできます。一方で、どこに公開するか、フォームをどう受け付けるかといった仕組みも、自分で決める必要があります。弊社のサイトは、このタイプで作っています。

④ 汎用のチャットAI
ChatGPT・Claude・Geminiでも、ページのコードを書かせて、その場で表示を見られます。ChatGPTでは、新しいモデル(GPT-5.5)で「Canvas」が使えなくなり、チャットの中のコードの枠でHTMLを書いて、表示を確かめる形に変わりました(OpenAI)。ClaudeやGeminiでは、作ったページをリンクで共有できます(Claude、Gemini)。
ただ、独自ドメインでの公開や、問い合わせのフォームの機能は、どのサービスも公式には案内していません。共有したページを見るのに、相手にもアカウントが要ることもあります。会社のホームページそのものを置く場所というより、構成や文章の下書き、デザインの試作に向いています。
主なツールの料金
独自ドメインで公開できる、いちばん安いプランを並べました。会社のホームページは、自社のドメインで出すのが前提になるからです。
| ツール | 無料プラン | 独自ドメインで公開できる最安のプラン | AIへの日本語の指示 |
|---|---|---|---|
| STUDIO | あり | Mini:月590円(年払い)、月1,290円(月払い) | 対応 |
| Jimdo | あり | START:1,720円(1か月契約)、15,480円(1年契約)。税込・初回の契約の価格 | 対応 |
| ペライチ | なし(1か月の無料お試し) | ライト:月1,628円(税込)。プランなしで独自ドメインのオプション(月550円・税込)だけを付ける形もある | 対応 |
| Wix | あり | Light:月17ドル前後(年払い。国によって変わる) | 対応 |
| Squarespace | なし(14日の無料お試し) | Basic:月19ドル(年払い)、25ドル(月払い) | 公式の記載を確認できず |
| WordPress.com | あり(独自ドメイン不可) | Personal:月4ドル(年払い)、9ドル(月払い) | 画面は日本語。AIは公式の記載を確認できず |
| Framer | あり | Basic:月10ドル | サイトの翻訳先に日本語あり |
| Hostinger | なし(14日の無料お試し) | Premium:月2.49ドル(48か月の前払い。更新時は10.99ドル) | 公式の記載を確認できず |
| Lovable | あり(招待した人だけに公開) | Pro:月25ドル(月払い)、21ドル(年払い) | 公式の記載を確認できず |
| Bolt.new | あり(独自ドメイン不可) | Pro:月25ドル(月払い) | 公式の記載を確認できず |
2026年11月1日に、各社の料金のページで確かめた金額です。ドル建ての金額は、そのままの通貨で載せています。料金はよく変わるので、申し込む前に、公式のページで確かめてください。

無料でどこまで作れるか
無料プランのあるツールは多いのですが、多くは独自ドメインが使えません。WordPress.comとBolt.newの無料プランは独自ドメインが使えず、Lovableの無料プランは、招待した人にしか公開できません。Wix・STUDIO・Jimdo・Framerも、独自ドメインを使えるのは有料プランからです(Wix、STUDIO、Jimdo、Framer)。

試しに作ってみるところまでは、無料でできます。会社のホームページとして公開するなら、有料プランを前提に考えるのが現実的です。
AIでホームページを作る手順
AIに作らせる部分は数分で終わります。時間がかかるのは、作らせる前と後です。
1. 載せる中身を先に決める
AIは、それらしい文章をいくらでも書けます。ただ、自社の強み、実績、料金、お客様からよく受ける質問は、AIは知りません。ここは人が決めて、材料として渡す必要があります。
私がサイトを作り直したときも、対話した約5時間のうち、6割はトップページで「この会社は何を言うのか」を詰める議論でした。そこが決まってからは早く、下層の17画面は1時間半でそろいました。

2. タイプとツールを選ぶ
専門知識なしで公開まで進めたいなら①、見た目を作り込みたいなら②、自由に作って仕組みごと持ちたいなら③が候補です。あわせて、作ったあとの更新を誰がするかも、ここで決めておきます。
3. AIに作らせる
目的・業種・載せたいページ・雰囲気を伝えて、まず全体を作らせます。1で決めた中身を、文章のまま渡すと、AIがそれに沿った文言で組み立てます。
4. 見て、直す
完成形を見ながら、「ここが違う」と伝えて直していきます。弊社では、ワイヤーフレーム(骨組みの図)を作る工程を省き、AIに完成形を作らせては見て直す進め方に切り替えました。リニューアルは、もともと実装まで含めて8週間で計画していましたが、デザインと文言は3日の対話でそろいました(コーポレートサイトをAIと作り直した記事)。

5. 公開する前に確かめる
AIが書いた文章には、事実と違うことが混ざることがあります。Googleも、生成AIでコンテンツを作るときは、公開する前に事実を確かめることが重要だとしています。確かめる対象には、本文のほかに、ページのタイトル、検索結果に出る説明文、構造化データ、画像の説明文も含まれます(Google 検索セントラル)。
そのほか、公開する前に、少なくとも次のことを確かめます。
- 会社名・住所・料金・実績の数字が正しいか
- 問い合わせのフォームから実際に送って、メールが届くか
- スマホで見て、表示や改行が崩れていないか
- 独自ドメインで開けるか
会社のホームページで、事前に確かめたいこと
会社のホームページでは、作るところのほかに、次のことも、ツールを選ぶ前に確かめておくと安心です。
| 確かめること | なぜ大事か |
|---|---|
| 独自ドメインで公開できるか | 会社のサイトは、自社のドメインで出すのが前提。無料プランでは使えないことが多い |
| フォームで問い合わせを受けられるか | 問い合わせが、サイトのいちばんの役目になることが多い |
| 公開したあと、誰がどう更新するか | 作ったときがいちばん新しく、更新が止まると中身が古くなっていく |
| ページや記事を持ち出せるか | 別のツールや制作会社に移るとき、どの形で持ち出せるかで手間が大きく変わる |
| 社内の情報の扱い | AIに渡す情報に、外に出せないものを含めない |
差がつくのは、公開したあとの更新
ホームページは、公開したあとも、お知らせや料金の変更、採用情報、記事の追加など、直すことが出てきます。更新が止まると、見に来た人もAIも、古い情報を読むことになります。
弊社は、サイトを作り直したあと、WordPressの管理画面をやめて、AIに話しかけて更新する仕組みに移しました。AIがファイルを直し、確認用のページで見てから、「公開で」のひと言で本番に出ます。移してから2日で、サイトに加えた変更は110回になりました(AIに話しかけてサイトを更新している話)。WordPressのころは、記事を1本入稿するのにも人に頼んでいました。私の体感では、記事の制作にかかるコストと時間は、10分の1以下になりました。

AIでホームページを作るなら、作るときのツールと一緒に、公開したあと誰がどうやって更新するかも決めておくと、あとで困りません。
AI検索で推薦されるかは、ツールでは決まらない
いまは、ChatGPTやGoogleのAIモードに「〇〇のおすすめの会社は?」と聞いて、取引先の候補を探すこともできます。そこで自社が候補として挙がり、強みが正しく伝わるかどうかは、どのツールで作ったかでは決まりません。
AIは、ホームページの中身や、ほかのサイトでの紹介をもとに答えを作ります。何の会社で、どんな困りごとを解決してきたのか、料金や実績はどうか、よく受ける質問にどう答えるのか。自社にしか書けないこうした情報が、ページにわかりやすく書かれているかどうかが効いてきます(AIO対策の記事、AIに名前が挙がるブランドの研究)。
弊社は、AIのための技術的な工夫より、人が読んでわかりやすいページにすることを先に考えています。そのほうが、AIにも正しく紹介されやすいと考えているからです。自社がAIの答えの中でどう紹介されているかは、AI検索診断で確かめられます。
よくある質問
AIで作ったホームページは、SEOで不利になりますか?
Googleは、AIを使うこと自体を禁止していません。生成AIは「あるトピックを調査したり、オリジナル コンテンツに構造化データを追加したりする際に特に便利」としています。一方で、読む人に価値を加えないページを大量に作ると、スパムのポリシーに反するおそれがあります(Google 検索セントラル)。
AIで作った文章や画像を使うと、著作権の問題になりませんか?
文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月15日)では、作風が似ているだけでは著作権の侵害にならないとしています。一方で、生成したものに既存の作品の表現が直接感じ取れる場合は、侵害に当たりうるとしています(文化庁)。特定の会社のサイトや作品に似せるよう指示しないこと、画像は商用で使ってよいかをツールの規約で確かめることが基本です。弊社は法律の専門家ではないので、判断に迷うときは、専門家に相談してください。
無料で会社のホームページを作れますか?
試しに作るところまでは、無料でできます。ただ、多くのツールは、無料プランでは独自ドメインが使えません。会社のホームページとして公開するなら、有料プランが前提になります。
制作会社に頼むのと、AIで作るのと、どちらがいいですか?
載せる中身がはっきりしていて、社内で更新を続けられるなら、AIで作るほうが速く、安く済むことが多いです。中身を決めるところから相談したい、作ったあとの更新まで任せたい場合は、AIを使って作る制作会社に頼む方法もあります。
まとめ
AIでホームページは作れます。質問に答えると作るビルダー型、見た目を作り込むデザインツール型、AIがコードを書く型、汎用のチャットAIの4つのタイプがあり、会社のサイトとして公開するなら、独自ドメインが使える有料プランが前提です。
AIに作らせる部分は数分で終わります。時間をかけて決めたいのは、載せる中身と、公開したあとの更新のしかたです。ツール選びで迷ったら、更新を誰がするかから考えてみてください。
参考:Wix「Wix Harmonyとは」「プラン」、Jimdo「AIでホームページ作成」「有料プラン価格改定のお知らせ」(2026年3月16日)、Squarespace「AI Website Builder」「Pricing」、WordPress.com「AI Website Builder」「Pricing」、Hostinger「AI Website Builder」「Website Builder」、お名前.com「AIホームページパック」、STUDIO「Editor 5.0」「Studio.Assistant 正式リリース」「料金」、Framer「AI credits, simpler plans and lower prices」「Pricing」、ペライチ「AIアシスト機能リリース」「料金」、Lovable「Subscription plans」、Bolt.new「Pricing」、v0「Pricing」、Claude Code「Overview」、OpenAI「Working with writing blocks and code blocks in ChatGPT」、Claude「Share artifacts」、Google「Create docs, apps & more with Canvas」、Google 検索セントラル「ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用するための Google 検索のガイダンス」、文化庁「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月15日)


