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2026.11.02Q&A ─ 代表が答える

Q.AIで記事をたくさん作ると、Googleにスパムと見なされますか。

佐藤 大貴回答:佐藤 大貴(代表取締役)
AIで記事をたくさん作ると、Googleにスパムと見なされる?ポリシーの原文で確かめる
A.代表 佐藤 大貴の回答

ご質問ありがとうございます。AIを使えば、記事は1日に何本でも作れるようになりました。そうなると、「たくさん出すと、Googleにスパムと見なされるのでは」と心配になりますよね。

結論から言うと、判断の基準は、Googleのスパムのポリシーに当てはまるかどうか、これに尽きます。ポリシーには、何が問題になるかがはっきり書いてあります。一方で、よく心配される「何本までなら大丈夫か」「AIを使ってはいけないか」は、書かれていません。原文を引きながら、書かれていることと、書かれていないことを分けて整理します。

書かれていること:順位の操作が目的の大量生成は、スパム

Googleのスパムのポリシーには、「大量生成されたコンテンツの不正使用(Scaled content abuse)」という項目があります。定義の書き出しは、こうです。

検索順位の操作を主な目的に、多くのページを生成すること"many pages are generated for the primary purpose of manipulating search rankings"— Google検索セントラル「スパムに関するポリシー」

続けて、読む人の役に立つためのものになっていないこと、価値の低い独自性のないコンテンツを大量に作ることが多いこと、そしてどう作ったかには関係がないことが書かれています(Google検索セントラル、2026年8月28日更新)。

例として挙がっているのは、次の5つです。

  • 生成AIなどのツールで、読む人に価値を加えないまま、多くのページを作る
  • フィードや検索結果、ほかのサイトの内容を取ってきて、言い換えや翻訳をして多くのページを作る
  • いろいろなページの内容を、価値を加えないままつなぎ合わせる
  • 大量に作っていることを隠すために、複数のサイトに分ける
  • 読む人には意味が通らないのに、検索キーワードを含むページを多く作る
図1:問題は「量」より、価値を加えない大量生成

5つに共通しているのは、「価値を加えない」ことです。生成AIの例でも、問題とされているのは、AIを使ったことより、価値を加えないまま多くのページを作ることです。

書かれていること:AIを使うなら、公開前に人が確かめる

生成AIのコンテンツについてのガイダンスも、あわせて読んでおきたい資料です。2026年10月の更新で、公開する前に「手動でファクト チェックを行い、正確性と信頼性を確認する」ことが重要だと書かれました。タイトルやメタディスクリプション、構造化データ、画像の代替テキストも、同じように確かめる対象です(Google検索セントラル、2026年10月6日更新)。

ガイダンスでは、生成AIの使い方として、トピックを調べるときや、オリジナルのコンテンツに構造化データを加えるときに特に便利だ、とも書かれています。AIで書くこと自体は、むしろ前向きに扱われています。

書かれていること:Googleは、大量生成への対応を続けている

Googleは2024年3月、検索の大きな更新とあわせて、このポリシーを加えました。同じときに、評判のよいサイトに質の低いページを載せてもらう「サイトの評判の不正使用」と、期限の切れたドメインを買って順位を利用する「期限切れドメインの不正使用」も、新しくスパムに加えています。その後、2024年4月には、検索結果に出る低品質で独自性のないコンテンツが45%減ったと発表しました(Google)。

そのあとも、スパムへの対応の更新は続いています。Googleの検索の状況を伝えるページを見ると、スパムのアップデートは2025年8月、2026年3月・6月・8月・9月に行われています(Google Search Status Dashboard)。ポリシーに当てはまるページは、順位が下がったり、検索結果に出なくなったりすることがあります。

図2:Googleのスパムへの対応は、年に何度も更新されている

書かれていないこと

一方で、次のようなことは、ポリシーにもガイダンスにも書かれていません。

  • 何本まで、何ページまでなら大丈夫という数字:本数の上限は示されていません。問われているのは目的と、価値を加えているかです。
  • AIを使ってはいけない、ということ:ガイダンスは、生成AIはトピックを調べるときなどに便利だとしています。
  • ウェブのページに「AIで作った」と表示しないといけない、ということ:ガイダンスは、どう作ったかを伝えると読者に背景が伝わりやすい、とすすめていますが、義務にはしていません。表示が必要とされているのは、Merchant Centerの商品データや画像など、ショッピングの場面です。
  • 更新の頻度の上限:毎日出してはいけない、という記述もありません。
図3:自社の記事が当てはまるかは、3つの問いで確かめる

データで見ても、AIを使った記事は上位に出ている

実際の検索結果を調べた研究もあります。SEOツールのAhrefsが、10万のキーワードの上位20件、約60万ページを調べたところ、86.5%のページが何らかのAIの文章を含んでいました。ページの中のAIの文章の割合と順位の相関は0.011で、ほぼゼロでした(Ahrefs)。

一方で、米国のGraphiteの調査では、Googleの上位の記事のうち、AIが主に書いたものは14%、1位に限ると7%でした(Graphite)。AIを使うこと自体は順位とほぼ関係がなく、AIに任せきりの記事は上位に少ない。ポリシーの書き方と同じ方向の結果です。

自社の記事が当てはまるか、確かめる問い

ポリシーの言葉をそのまま問いにすると、次の3つになります。

  1. その記事は、検索順位を動かすことが主な目的になっていないか
  2. ほかのページにない情報や経験を、加えているか
  3. 公開する前に、人が事実を確かめているか

この3つに自信を持って答えられるなら、本数が多いこと自体を心配する必要はないと考えています。逆に、キーワードを並べて、ネット上の情報をAIでまとめただけの記事を毎日出しているなら、1本目からポリシーに近いところにいます。

本数を増やすときに気をつけたいのは、記事ごとに何を加えるかを決めてから書くことです。自社の調べた数字、お客様から聞いた話、現場で試した結果など、その記事にしかない情報をひとつでも入れる。そのうえで、数字と出典を人が確かめる。この2つを守っていれば、本数が増えても、ポリシーの書き方からは離れていきます。

弊社のこのサイトの記事も、AIを使って書いています。ただ、記事のもとは、弊社が調べた数字や、私が実際に話したことです。AIで書いた記事の評価の考え方は、AIで書いた記事はGoogleに評価されないかのQ&Aでも、AI記事作成代行の選び方は、AI記事作成代行とはの記事でもお話ししています。

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