Webライターは、特別なスキルや資格がなくてもできる仕事として、人気のある副業のひとつです。
素人でもWeb記事を書くこと自体はできますが、どんな文章でも良いというわけではありません。そして、簡単そうに見えて覚えておくべき細かなルールはたくさん存在しているのです。
今回は、Webライターがやりがちな書き方についてみていきます。
決して間違った使い方ではないのに、なぜ良くないとされているのかについても触れていますので、ぜひライティングの参考にしてください。
これまでしっくりこない…と考えていた人は、ヒントを見つけられるかもしれません。
目次
✕~することができます、✕~ということがいえるでしょうという冗長な文章
文章を書こうとすると、なぜか固くまわりくどい書き方になってしまう傾向は、誰しもあるものです。簡潔な文章にするためには、名詞化した「~こと」「~もの」をつけた言葉をなるべく使わないのがポイントです。主語・述語は基本的に1文にひとつずつにし、最大で80文字以内にするとおさまりが良いでしょう。
✕「~など」の多用 曖昧すぎる言葉
「~など」「~といった」「~ほか」「~ら」は、ほかの要素も含まれる便利な言い回しのため多用しがちですが、読者にあいまいで逃げている印象を与えます。しかし、物事を正確に伝えようとすると、このような歯切れの悪い表現になってしまう場合もありますよね。すべての情報を羅列するのか、濁し言葉でまとめるのかは、状況に応じて選ぶ必要がありますが、適切に情報を整理し、時には「濁し言葉」を思い切って取りましょう。
✕食品や化粧品記事での薬事法に触れる表記
主に食品・コスメ・ダイエット・サプリメントの記事で薬事法に触れる表記は使えません。例えば、「絶対に効きます」「効果があります」「誰でも感じられます」という書き方です。効果を伝えたいときは「~への効果を期待できます」「良いといわれています」「緩和されるかもしれません」「効果を感じられる場合も」という表現を使うほうがベターです。
薬事法についてはこちら
✕締めの「いかがでしょうか」
まとめの段階で、「いかがでしょうか」は納まりがよく、便利な言い回しです。しかし、「いかがでしょうか」フレーズを含む記事に対して、不満を持っている人も少なくありません。
必要な情報を記載していそうなタイトルに対して、実際の内容との落差が大きく感じられ、読み手が敬遠しがちです。読み手にストレスを感じさせないためにも、冒頭に結論をはっきりと述べ、その後にくわしく解説する構成にしましょう。
✕かしこまりすぎた文章「紹介してまいります」など
謙譲語を過剰に使ったり、「~していただきたいと思います」「~しており」のように丁寧表現を使いすぎていないか確認してみてください。特に説明文を書く時は、説得力に欠けるため言い切るようにしましょう。敬語表現は適切かつ簡潔に使い、シンプルな表現を心がけると良いですね。
✕口語表現の「なので」「どんな」「だから」
Web記事は、読み手が情報をスムーズに受け取れる「文語」を使用するのが鉄則であり、マナーですよね。口語で書かれた記事は、読み手に不必要な感情を生み出してしまう場合もあります。自分の伝えたい情報を正確に伝えるために、口語表現は避けましょう。
最後に
Web記事は「わかりやすく」「誰でも」「気軽に」読めることが重要です。
相手にとってわかりやすい文章を書くスキルを上げていくためには、書き終わった後、必ず自分の文章を読み返す習慣をつけてください。少し時間が経ってから、文章を声に出して読んでみると、誤字脱字や読みにくい部分を見つけられるはずです。
何度も校閲・修正を繰り返すことで質をあげていくのが基本です。表記ゆれチェック、校閲エディターを活用しましょう。自分の書いた文章に悪いくせがあるとわかれば、重点的にその部分をチェックできますよね。
しかし、完璧に見直しをしたと思って納品をしても、Webディレクターに校正される場合があると思います。整文されたものを履歴で比較しながら必ず確認し、次回から同じミスを繰り返さないようにしましょう。可能であれば、他のライターさんの記事を読み、表現方法や言い回しを参考にするのも良いかもしれません。クライアントにも読み手にも満足してもらえる質の良い記事を書くには、自己研鑽が必要といえます。
しかし、ライティングはある程度センスが求められるもので、いきなり気の利いた文章を書くのは簡単ではありません。こちらで紹介したテクニックを使ってもイマイチピンとこない、また、失敗例が多すぎて何を書けばいいのかわからないということでしたら、一度ぜひアースダイバー株式会社にお問い合わせください。質の高いライターが記事を提供していますので、文章作成のヒントをきっと見つけられるはずです。