2019年、インターネット広告が初の2兆円超えとなり、テレビの広告宣伝費を超えるニュースがありましたね。
それに伴い、今後ますます、WEB上でのライティング業務も増えていく傾向は強まるでしょう。
しかしながら、ライティングの仕事を新たに始めたいと思っても何からやるべきか悩ましい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、「ライティングを始めたばかりでどう書いたらよいかわからない」「いい文章を書くにはどうしたらよいのか?」など悩みを抱えている人も多いかもしれません。スキルのないライターは淘汰されてしまう時代です。
また、いきなり闇雲に書きはじめるのではなく、何事も勉強が大切です。まずは手元に置いてほしい書籍をご紹介します。
目次
ザ・コピーライティング
著者は、アメリカで長きにわたりコピーライターとして活躍した人物であるジョン・ケープルズ氏。原書は1932年に発行され、翻訳されて日本に上陸したのは今から13年前の2008年のことです。
コピーライティングに携わる人なら、知らない人はいないと言っていいほどの名著であり、多くの人にバイブルとして活用されています。
合計431ページにも及ぶ大ボリューム、簡単に読むのは難しいかもしれませんが、その分さまざまなノウハウがつまっており、多くを学ぶことができるでしょう。
実例つきの具体的な解説はもちろん、成功例だけでなく失敗例にも言及しています。ただし、海外の古い事例を紹介しているので、そのままマネをするのは難しいかもしれませんが、現代でも十分通用するコピーライティングのノウハウも多く書かれているので、原理原則や本質を知ったうえで、本物の文章力を高めたいWebライターにおすすめの一冊といえます。
この本で書かれているコピーライティングのコツをまとめて、自分オリジナルの文章セルフチェックリストを作って、文章スキルを磨かれることをおすすめします。
記者ハンドブック
1956年に初版された本で、新聞記事を書く上での言葉の使い方や記述のルールについて書かれた本です。新聞記事だけにとどまらず、多くの人にわかりやすい文章を書くライターや校正の仕事をしている人にとっては、メジャーな本といえます。表記ゆれ対策や漢字の使い分け、専門的な用語にいたるまで確認することができ、この本が1冊あると、辞書のように重宝できます。
ライティング初心者にとっては、どのような点に意識して文章を書けばよいのかわからない場合があると思います。
たとえばWeb記事の場合「~することができます」ではなく「~できます」に、「~ということになります」ではなく「~になります」などと簡潔に書いたほうが良いとこの本は教えてくれるのです。このように、分かりやすくやさしい文章や言葉で書く、できるだけ統一した用語を使うといった原則を守ることの大切さを学べます。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
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「Web記事を書くとき、どう書き出し始めたら良いのか?」「書き上げた文章を読み返してみたけど、これで良いのだろうか?」などと悩むことがありませんか。
この本は、そのような悩みに答え、文章力をスキルアップしてくれる教科書です。多くの情報があふれるWeb記事のなかでも、最後まで読んでもらえる文章を書くテクニックを学べます。
ライター初心者で「書きたいことがあるけど、どのように書いたらいいかわからない」といった悩みを持つ人に対しては、第一章に書かれている「構成に時間をかけることが重要」の部分が参考になるでしょう。
第二章からは、ある程度ライティングに慣れている人向けの技術的な内容になっています。「文章がうまく書けない」という人の多くは、書くことが決まっていないことが多いようです。そのような人は、書く前に記事に盛り込む項目を箇条書きでリストアップすることを勧めてくれています。また、文章は欲張らないことが重要で、ひとつの文章に主語と述語はひとつだけ、ということも教えてくれました。
このようなテクニックがたくさん紹介されているので、この本を一度読むことで文章力を格段にアップできるでしょう。
沈黙のWebライティング
著者の松尾茂起氏は、Webプロデューサーでもありピアニスト、作曲家として活躍している人物。漫画調で会話形式がベースとなって書かれているので、ページ数は多いですが読みやすいでしょう。
本書にはWebライティングをする上で意識したいことや、読みやすい文章の書き方について解説されていて、ライティングに関するコツや最低限考えなければならないことを、実例を見ながら学べます。副業としてWebライティングに取り組んでいる方もいるかと思いますが、この本には良い文章の書き方を身につけるための知識や技術がつまっているといえます。
100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300
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「多くの人にシェアされる記事には目を引く単語がある!」と、日本のコラムニスト兼ライターである著者はいいます。たったひとつの単語で、印象が違ってくるのです。2018年に発行された本ですが、実践テクニックが60種類のっていて、ライティングに関する基本的な内容がまとまっている入門書といえます。
たとえば、見出しの頭には「簡単、トレンド、コスパ」などの言葉をつけるとクリックされやすくなる、具体的な数字を出せば出すほど読者の印象に残る、などが実践的なテクニックを紹介してくれています(もちろん、ケースバイケースなので、状況に合わせて使うようにしましょう)。ライティングが初めての人もすぐに始められるテクニックが満載で、きっと役に立つでしょう。
最後に
Webライターは書くこともそうですが、まず本を読むことで成長することができます。当たり前のことですが、本を読むだけで満足するのではなく、読んで理解したことを実践に移し、ライターとしての仕事の質をあげていきましょう。
なお、ライターの方に限らずですが、良い記事を作りたいと考えられている会社様であれば、SEO経由での記事作成に強いアースダイバー株式会社に、ぜひ一度お問い合わせしてみてはいかがですか。WEBマーケティングに強いだけではなく、編集に強いプロダクションを傘下にもち、2020年以降のインターネットでも通用する記事作りを心得ています。