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2026.11.03Q&A ─ 代表が答える

Q.WordPressのテーマのサポートが終わり、PHPを新しくするとエラーが出ます。どうすればいいですか。

佐藤 大貴回答:佐藤 大貴(代表取締役)
テーマのサポートが終わり、PHPを更新できないときは?
A.代表 佐藤 大貴の回答

ご質問ありがとうございます。テーマの開発元がサポートを終えていて、PHPを新しくすると画面が崩れたりエラーが出たりする。このまま古いPHPで動かし続けてよいのか、迷われていると思います。

結論から言うと、古いPHPのまま使い続けるのは、できるだけ早くやめたほうが安全です。取れる道は、テーマを入れ替える、テーマを直してもらう、WordPressから移る、の3つです。どれを選ぶかは、サイトの規模と、これから誰がどう更新していくかで決めるのがおすすめです。

なぜ、PHPを新しくするとエラーが出るのか

WordPressは、PHPというプログラムの言語で動いています。テーマやプラグインも、PHPで書かれています。PHPは数年ごとに新しいバージョンが出て、古い書き方が使えなくなることがあります。

テーマの開発元が更新を続けていれば、新しいPHPに合わせて直してくれます。サポートが終わったテーマは、古いPHPの書き方のまま止まっているので、PHPを新しくした時点でエラーが出ます。WordPress本体が新しいPHPに対応していても、テーマが足を引っ張る形です。

古いPHPのまま使い続ける危うさ

PHPの各バージョンには、セキュリティの修正を受けられる期間が決まっています。期間が終わったバージョンは、新しい脆弱性が見つかっても直されません。

図1:PHP 8.2のサポートは、2026年12月31日で終わる

PHP 8.1以前は、すでにサポートが終わっています。PHP 8.2も、2026年12月31日で終わります(PHP公式「Supported Versions」)。WordPressは、PHP 8.3以上で動かすことを勧めています。古いPHPでも動きはしますが、公式のサポートが終わっていて、脆弱性にさらされるおそれがあると書いています(WordPress.org「Requirements」)。

それでも、古いPHPで動いているサイトは少なくありません。WordPress.orgの統計では、WordPressのサイトの約3割が、サポートの終わったPHP 8.1以前で動いていました。年末で終わるPHP 8.2まで含めると、半分を超えます(WordPress.orgの統計、2026年11月3日に確認)。

図2:WordPressのサイトの約3割は、サポートの終わったPHPで動いている

2026年は、10月21日にPHPそのものに重大な脆弱性が2件見つかり、修正版が緊急で公開されました。サポートの終わったバージョンには、こうした修正が届きません。経緯は、WordPressの脆弱性の記事にまとめています。

レンタルサーバーによっては、古いPHPのバージョンを選べなくしていくこともあります。その時点で、サイトが急に表示されなくなるおそれもあります。

取れる道は3つ

1. テーマを、いまも更新されているものに入れ替える

WordPressを使い続けるなら、いちばん素直な方法です。いまも開発元が更新を続けているテーマに入れ替え、そのうえでPHPを新しくします。

ただ、テーマを入れ替えると、デザインや配置が変わります。記事の中でテーマ独自の機能(装飾のボックスや独自のブロックなど)を使っていると、その部分の表示が崩れることもあります。入れ替える前に、確認用の環境で試しておくのがおすすめです。

2. 制作会社などに、テーマを直してもらう

いまのデザインをどうしても残したい場合は、テーマのコードを新しいPHPに合わせて直してもらう方法もあります。ただ、開発元のサポートがないテーマを、自社のために直し続けることになります。PHPが新しくなるたびに、同じことが起きる可能性があります。

3. WordPressから移る

テーマやプラグイン、PHPの更新に追われること自体をやめたい場合は、WordPressから移る方法もあります。移す先として弊社が使っているのが、Cloudflareです。Cloudflareは、サイトを速く安全に届けるための仕組みを世界中で提供している米国の会社で、その中のCloudflare Pagesは、あらかじめ作っておいたページを置いて配信するためのサービスです。サーバーの上でPHPを動かす形とちがい、配るのは出来上がったページだけなので、PHPやプラグインを更新し続ける必要がありません。

弊社も、2026年10月にコーポレートサイトのWordPressをやめ、Cloudflare Pagesで配信する形に移しました。いまのサイトには、更新し続けるPHPもプラグインもありません。

WordPressをやめるときに気をつけたいことは、WordPressをやめても大丈夫かのQ&Aにまとめています。

どれを選ぶかの目安

  • 社内の何人もが記事を書き、管理画面で承認している:WordPressのほうが合うことが多いので、1のテーマの入れ替えがおすすめです
  • いまのデザインに強いこだわりがあり、サイトの規模が小さい:2のテーマの修正も選べます。次のPHPの更新のときの費用も見込んでおきます
  • 少ない人数で運営していて、保守の手間を減らしたい:3の移行がおすすめです。サイトを作り直すなら、ホームページのリニューアルの記事に、進め方と順位を守るための注意点をまとめています

どの道を選んでも、PHPを新しくする前に、サイトのバックアップを取っておくことは欠かせません。

弊社のハナスでできること

弊社のハナスは、ホームページをAIで作り直し、そのあとは話しかけるだけで自社で更新できるようにするサービスです。サイトの配信には、上で紹介したCloudflareの仕組みを使っています。WordPressの記事も移せて、URLが変わるページは古いURLから転送して、これまでの検索の評価を引き継ぎます。移したあとはテーマやPHPの更新がいらないので、今回のような問題が起きなくなります。

弊社がいま、話しかけてサイトを更新している様子は、WordPressも管理画面も、いらなくなった話に書いています。更新を制作会社に頼むときの費用の相場は、ホームページの更新依頼の記事にまとめています。料金は10万円からで、WordPressを続けたほうがよい会社には、ご相談の際にそうお伝えしています。

この回答は、AI MARKETING JOURNALの編集方針に沿って書いています。

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